生理痛・女性の悩み
生理痛・女性の悩み
このような症状は、ご相談ください
生理痛・PMS(月経前症候群)
- 下腹部痛、お腹の張り
- 腰痛
- 頭痛
- 首肩こり
- 体が重だるい、疲れやすい
- 手足のむくみ、冷え
- 便秘・下痢
- 胸が張る
- 吐き気、めまい、動悸
- 食欲増進・低下
- ボーっとする、日中の眠気
- イライラする、気分の落ち込み、不安感
更年期障害
- ほてり、のぼせ、発汗
- 頭痛、頭が重い、疲れ目
- 首肩こり、腰痛
- 疲れやすい、倦怠感
- 手足のしびれ、冷え、むくみ
- めまい、ふらつき、立ちくらみ
- 動悸、息切れ、喉の異物感
- 耳鳴り
- 便秘・下痢
- 不眠、眠りが浅い
- イライラ、不安、気分が落ち込む、うつ
- 集中力の低下、意欲がわかない
原因
PMS(月経前症候群)
PMSとは、月経(生理)が始まる3~10日前(排卵後)位から起こる精神的・身体的症状のことを言います。
身体的症状は胸やお腹の張り、手足のむくみ、頭痛など、精神的症状は抑うつ気分、不安、イライラなど200種類以上もの症状があると言われ、生理周期ごとに症状の種類や程度には微妙な差が生じます。
引き起こす要因は、月経周期に伴う女性ホルモンの変動、GABA・セロトニンなど気持ちを安定させる役割を持つ神経伝達物質の異常、自律神経の乱れが関与していると考えられています。
PMSかどうか判断するためのポイント
- 症状が月経前に限られて起こる
- 月経が始まるとともに症状は治まる
- 毎月繰り返す
- 日常生活に支障が出る
生理痛
生理痛には主に4つの原因があります。
さらに酷い生理痛を「月経困難症」と言い、別の病気が隠れている可能性があるため病院での検査が必要です。
- 1.プロスタグランジンの過剰な分泌
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生理前になると、不要になった子宮内膜(赤ちゃんを育てるベッド)を血液とともに体外に押し出すために「プロスタグランジン」が分泌されます。
このプロスタグランジンが過剰に分泌されると子宮が強く収縮し、下腹部痛や腰の痛みなどを引き起こします。
また、プロスタグランジンには痛みを強める作用があるため頭痛や腰痛、腸の収縮を引き起こして軟便を伴う腹痛などを起こすことがあります。 - 2.血行の悪さ
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体の冷えや筋肉のこりによって血行が悪くなると、プロスタグランジンが骨盤内で滞って痛みが強くなります。
そもそも生理が始まると体温は下がるうえ、プロスタグランジンの働きで血管が収縮して血流が悪くなり体が冷えやすい状態のため、特に下腹部や腰回り、足は冷やさないように気を付けましょう。 - 3.自律神経やホルモンバランスの乱れ
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ストレスや生活リズムが崩れると、自律神経やホルモンバランスが乱れて体が緊張状態となり、血流が悪くなることで痛みの原因となります。
疲れをため過ぎないように無理をせず、十分な睡眠をとり心身ともにリラックスして過ごせる時間をつくりましょう。 - 4.子宮口の狭さ
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子宮口が狭いと経血がスムーズに外に流れにくいため痛みを感じます。出産を経験すると子宮口が広がるため、生理痛が軽くなる場合があります。
更年期障害
女性の体の中の卵巣は30代後半から衰え、40代半ばから「エストロゲン」という女性ホルモンの量が徐々に減少し、50歳頃で閉経します。
この閉経前後のホルモンバランスの変化が主な原因となって更年期障害が起こります。
エストロゲンには以下のような作用があります
- 骨や血管を丈夫にする
- 女性らしい丸みのある体をつくる
- 肌を綺麗にする、髪の潤いを保つ
- 妊娠・出産の準備
- コレステロールを調節する
- 記憶力や集中力を保つ
- 気持ちを明るくする、精神を安定させる
※エストロゲン分泌のピークは20・30代で、40代半ば~50代半ばにかけて急激に減少し、60代以降はほとんど分泌されなくなるため骨粗鬆症に罹りやすくなります。
それ以外にも、過労やストレス、仕事や子育て、子どもの巣立ちや介護などの環境、真面目で頑張り屋・神経質・完璧主義といった性格なども更年期障害の要因となります。
また、女性ホルモンは自律神経と同じ大脳の視床下部という部分でコントロールされているため、女性ホルモンのバランスが大きく崩れる更年期の渦中にある女性は、自律神経失調症も発症しやすくなります。
自律神経の乱れもご参照ください。
カイロプラクティックでは、骨格の歪みや異常な筋肉の緊張(こり)を解消することで血行・神経の伝達を促進して自律神経のバランスを整えます。
また、自律神経のバランスが整うとホルモンバランスも安定しやすくなり、生理痛や更年期障害といった女性のお悩みの解消にも繋がります。
その他関連する疾患
- 貧血
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
- 子宮筋腫
- 卵巣腫瘍
- 自律神経失調症
- 関節リウマチ
- メニエール病